夜の「明かり」が睡眠の質を左右する

人が眠っている間も、人の脳は、外部からの刺激に敏感に反応することが少なくありません。

 

たとえば、寝つきを良くすると言われているヒーリングミュージックですが、これを寝ている間もずっとかけっぱなしにすると、「寝ているつもりでも、脳が音楽を聞いてしまおうとして働く」という結果になり、眠りの質が低下してしまう可能性が高い、というデメリットがあるんですよ。

 

 

ひと昔前に流行していた「睡眠学習」という言葉を近年ではあまり聞かなくなったのも、
このあたりに理由があると考えていいでしょう。そして人間の脳は、音だけでなく光にも反応します。そう、寝室の明かりがどうなっているかで、睡眠の質は大きく左右されるというわけです。
眠りを妨げないための明かりとはどういうものかを知っておきましょう!

 

真っ暗もしくは「オレンジ系の間接照明」がベスト!

蛍光灯をつけて、明るい状態の寝室にしてしまうと、その光が気になって寝つきや眠りの質が低下してしまう、ということは言うまでもありませんが、では「どこまでの明かりなら、眠りを妨げないのか」というと・・・

 

寝室の明かりは、30ルクス程度までが望ましいと言われています。
30ルクスの明かりというのは、一般的なろうそくの明かり程度。蛍光灯についているオレンジ系の豆電球も、だいたいこのくらいの明るさです。

 

ですが「30ルクス程度の豆電球ならOK」と言い切れない部分もあります。

 

それは、寝室の状態によっては、「あお向けに寝た目線にあたるところに、ちょうど豆電球が来る」という状況も起こりえるからです。

 

いくら30ルクスと言っても、直視してしまうような状態では、やはり「睡眠前としては光の刺激が強すぎる」ということになりかねないのです。

 

もちろん、寝室を真っ暗にして眠れる人であればそれで問題ないのですが、どうしても明かりがほしい人は、「豆電球が直接視線上に入ってこない位置に寝具をずらす」か、または「寝室に別の豆電球の照明器具を置いて、間接照明にする」というやり方にするのがおすすめです。

中でも特に間接照明は、電球のオレンジの光をソフトに見せることで、「光刺激の影響を与えない」どころか、オレンジ色特有のリラックス作用を得る効果まで期待できるのでおすすめですよ。

 

寝室に行く前の「明かり」にもひと工夫!

そんなわけで寝室の明かりは「つけないか、もしくはオレンジ色の豆電球の間接照明が望ましい」ということになりますが、大切なのはそれだけではありません。
寝る1〜2時間前から「目にチカチカとした刺激を与える明るい光」を減らしていくことが、その後の寝つきの良し悪しを左右しますので、できれば「寝室以外の部屋」の明かりについても、工夫をしていきたいものです。

 

まず、部屋の照明が明度調節できるタイプのものであれば、寝る1〜2時間前になったら、少し明度を下げましょう。

 

また、この時間帯はテレビやパソコンの画面は見ないのがベストですが、どうしても見たい場合は、これらの画面の明るさも調整して、暗めにしておくことが大切ですよ。

page top